モンジュの朝市を見てから徒歩でセーヌ川に出て、川沿いをサン・ルイ島方面へ移動する。
川岸にはずーっと遊歩道が続いており、自動車や信号を気にせずにゆっくり散歩することができる。
噂どおり、パリには犬を散歩する人がすごく多い。
この子はリードなしで飼い主の後を追っかけてたんですが、視線が合うとちょっとだけ遊んでくれましたよ。
かなり遠くからでも存在がわかるノートル・ダム寺院の尖塔は、高さ69mというその数字だけで驚いてしまうのですが、技術水準が低かった14世紀にこんなものを作ったこと自体が理解を超えています。
1804年にナポレオンの戴冠式が行われた場所としても有名。
ともかくあれを目指して歩いていこう。
ディナークルーズに使われるであろうたくさんの船を横目に、落ち葉を踏んで歩いてるのですが、前方の巨大建築物は一向に近づくようには思えない。
いくつもの橋をくぐって、ようやくシテ島に上陸。
正面から見上げると、てっぺんは高すぎてどーなってるんだかわかりません。
入口の上にある無数の彫刻が、その大きさと密度の濃さで圧倒します。
日本には石造りの建築物自体が少ないし、自分の中に大きさを比較する基準がないので、まさにぽかーんと間の抜けた顔になっていたことでしょう。
この日はなんだか無料で入場できる日だったようで、運良くそのまま中へ入ることができました。
内部も奥行きがあって天井が高い!
薄暗さがステンドグラスの神秘的な輝きを強調しています。
ノートル・ダム寺院は、「バラ窓」と呼ばれる直径10m以上もある円形のステンドグラスが有名ですが、礼拝堂の両側面に続く縦長のステンドグラスも非常に美しく、太陽の光が差し込んでいれば、いつまで眺めていても飽きることのない魅力があります。
ここで奏でられるパイプオルガンの音や、賛美歌の歌声を聞くことができたら、たぶん背筋がゾクッとしちゃうほど素晴らしいんだろうなぁ。