この作品の最後の課題は、白い部分を減らし、黒い部分を多くすること。
つまり空白が多いと、見た目がスカスカで締まりがないから、もっと緊張感のある字にしようということ。
がしかし、自制せずにこれを実行すると、線が太くなり字が大きくなってしまう。
紙によっては墨が滲んでしまい、白くなければならない部分が潰れることもあるわけで・・・。
極端な話、「田」の中には四つの空間があるけれど、太くなったり滲んだりした結果、針の穴ほどの白い点が残ればいいんです。
ギリギリまでそれを狙うのは難しいし怖いですけどねー。
この「魚」は、そういった意味でもう少し引き締める余地があるように思われます。
え、さらに筆圧をかけろって?
頭でわかっていても・・・(笑)