那覇市内の有名観光地、第一牧志公設市場。
豚の顔にサングラスをかけてディスプレイしてある肉屋が有名ですが、アオブダイなどの鮮やかな色の魚を並べている鮮魚屋も面白い。
巨大な夜光貝なんて、いったいどうやって食べるんだろう。
プラケースの中で巨大ヤシガニが動いてるかと思えば、派手な色の五色エビがわんさか水槽で生きている。
見たこともない魚たちを眺めるだけでも、十分面白い場所だ。
せっかくなので何か食べてみようということになったが、客引きがしつこい店は嫌いなので、一番奥の静かなおじさんがやってる店でいろいろ聞いてみる。
人柄に負けて、内地じゃあまり目にする機会のないゼミエビとノコギリガザミをいただくことに。
市場で買った魚介は、2階や近所の店で調理してもらえるのがここの特徴。
素材の代金と調理代500円で、決して安くはないけれど、新鮮な沖縄の海の幸を楽しむと思えばいいんじゃないかと。
不思議な形のセミエビは、まず刺身で。
イセエビほど濃厚じゃないが、上品な味でけっこういける。
まだ手足が動いている頭の部分は、あとで味噌汁となって再登場しましたよ。
おじさんが他にも魚と貝の刺身をおまけしてくれたのは嬉しいんだけど、果たして何の種類なのか一切不明であります。
皮の色が心もち青いような赤いような気が(笑)。
ま、美味しかったからまったく問題なしです。
ノコギリガザミはシンプルにボイルで。
ミソも多くて、無言のまま集中していただくこの至福のとき。
殻が固いので、手ごたえのある相手であるのは間違いありません。
手を洗ったのに、しばらく蟹の臭いが手から取れませんでした・・・。