○Piesporter Goldtropfchen Riesling Kabinett 2003 (Reichsgraf Kesselstatt)
「ANAインターコンチネンタルホテル東京」の「ITALO-PROVANCE DINING」でいただいたドイツワイン。
モーゼル地方の代表的な銘柄の一つが、このピースポーター・ゴールドトレップフェンです。
日本語では「黄金の雫」という意味で、その名のとおりまさに黄金色をした美しい白ワインです。
作り手のケッセルシュタット醸造所は、650年以上の歴史を持ち、現在の所有者は品質の向上に力を入れているそうです。
今回選んだのはカビネットで、甘みが十分に楽しめるという期待はありましたが、グラスに注がれた最初のテイスティングからニンマリしちゃいました。
この濃厚な甘さは、決してしつこくもいやらしくもなく、完熟したフレッシュなブドウを味わっているような感じがします。
QBAのような雑な酸味は全くなく、透明感のある酸っぱさが僅かに感じられ、柑橘系の心地よい香りがいっぱいに広がる。
いやぁ、やっぱりドイツワインが一番好きかも。
一口飲むたびに、どんどんこのワインに引き込まれてしまう気分になっちゃいますね。
気に入った酒を素直に楽しく飲みたいのなら、料理との相性がどうのなんて考えずに、自分との相性を優先にワインを選ぶのも重要だと思いました。
ケッセルシュタット醸造所 (独語)