偽造されたハイウェイカードで道路公団が被った損害は、約250億円に上るらしい。
これっぽっちの金額じゃ、経営に与える影響なんて大したことなかったのでしょう。
普通の企業なら、大騒ぎをした挙句、回復困難なダメージを受けること間違いなし。
で、損失の責任の所在は?
回収の努力は?
公団の社会的制裁は?
利用者への納得のゆく説明は?
もちろん偽造した奴が最も悪いが、なんの対策もせずに、欠陥だらけのシステムを導入し続けた公団のおかげで、我々は一向に下がらない料金を納めなければならないのだ。
そして抜本的解決方法として、おそろしく巨大な公共事業である「ETC」なるものを導入したのはご承知の通り。
金の出所は、我々の財布。
その上、自腹を切って車載機を取り付け、減ったことを実感できない渋滞の中をトロトロ進むわけ。
ETCだって、すぐに弱点を突かれて、違法な手段で料金所を通過するアホがでてくるだろう。
いたちごっこの対策費用も、結局は利用者が負担するしかないよな。
250億円あったら、何に使います?
二輪用の機器ってのは、そんなに巨額のコストがかかるんでしょうか?