三鷹市の大沢に「ほたるの里」という昔ながらの自然が残された場所があって、東京には珍しく田んぼがある風景を見ることができます。
ここでは、はけと呼ばれる国分寺崖線からの湧水が流れていて、昔から水が非常にきれいなことで知られていましたが、今でもほたるが生息しているという情報を見つけ、車で早速出かけてみました。
真っ暗で足下がよくわからない中、敷地に入るとすぐに遠くで何か光っているのが目に入りましたよ。
「うわー、本当にいた!」
と大興奮。
kanzanは人生で2回目のほたるとの出会いです。
暖かいようで冷たいような不思議な黄色い光があちこちで明滅していて、本当に幻想的。
葉っぱに止まっていたり、近くを飛んでいたり、視界の中に十数匹は光っていましたね。
草が茂っている場所にもいるのですが、月の明かりが邪魔してしまいます。
その点、木々が重なった林の中は本当に暗闇で、ほたるのはかない光が鮮やかに浮かび上がります。
平日だったせいか、ほかに見に来ていたのは5〜6人しかおらず、ゆっくりじっくり観察ができ、時間を忘れて眺めることができました。
東京にもこんな素晴らしい場所があったなんて、調べるまで知りませんでした。
いつも車で通る近所なのに・・・。
飼育下での繁殖ではなく、自然に増えているというのもいいですよね。
いつまでもこのきれいな水が残ることを願わずにはいられません。
撮影データ
カメラ:EOS 20D(三脚使用) レンズ:EF35mm F2 モード:マニュアル 絞り:F2.8 シャッタースピード:15秒、30秒 ISO感度:400、800